引用元: 【技術】「映画撮影がiPhoneとGoProのみで行われる日が来る」ピクサーのCCOが断言


1: 海江田三郎 ★ 2015/05/19(火) 15:39:21.80 ID:???.net
http://gigazine.net/news/20150518-iphone-gopro-film-breakthrough/

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「トイ・ストーリー」が2015年に公開20周年を迎えることを踏まえて、 監督を務めたジョン・ラセター氏が「いずれはiPhoneとGoProのみで撮影された映画作品が アカデミー賞を受賞する日が来るだろう」と、映画芸術科学アカデミーで開催されたパネルディスカッションの場で語りました。

「ピクサー・アニメーション・スタジオ」と「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ」のCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)である ジョン・ラセター氏は、長編のコンピューターアニメーション映画を作りたいという自身の夢を「実現不可能な夢物語だ」「ラセター氏は空想家だ」と世間から相手にされなかったという過去があります。

ラセター氏は、「映画制作用の新しい技術は次々に現れていますが、新技術を用いて観客を引きつけるような作品がいくつか完成した後に、ようやくその技術は映画業界や観客に受け入れてもらえるのです。世間では『iPhoneやGoProでは映画の撮影は不可能だ』という意見が多いでしょうが、人々がその手法にまだ慣れ親しんでいないだけで、きっとうまくいきます」と、映画の撮影方法が今後変わっていくだろうと予想。

「革新を起こそうと思う者たちは、新しい技術を貪欲に学んですばやく吸収し、できるだけ速く己の技能と物語を磨いて何度もストーリーを練っていく必要があります」とラセター氏は語り、仲間たちと一緒にピクサーを立ち上げて最初の映画を作り始めた頃の体験を話しました。制作の初期段階ではCG映像が冷たく面白みのないものに感じられ、スタッフみんなが心配顔になったそうです。その時にひらめいた解決策が、「CG映像はまるでプラスチックのように見えるが、実際にキャラクターたちがプラスチック製だとしたら?オモチャが主人公というのはどうかな?と想像してみた」というもの。この案が後に「トイ・ストーリー」を制作するひとつのキッカケになったとのこと。結果、「トイ・ストーリー」は1995年に公開された映画の中で興行収入第1位に輝きました。

ラセター氏は「音楽、色、長編アニメ映画、コンピューターアニメーション映画など、様々な側面で刷新的な映画は、初めは『不要だ』『成功しない』と虐げられてきました」と自らの経験に基づいて話した上で、「しかし、映画の撮影方法が重たい35mmカメラから軽量のステディカムに変わったように、誰もが持っている携帯電話端末が将来的に映画の撮影手法を必ず変えることでしょう。GoProとiPhoneは簡単に手に入る上に、今まで観客が見たことのないような鮮明な映像を作ることができます。新しい撮影手法として、これらの技術が映画制作に使われることになるでしょう」と予測しています。


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